このページではFXの完全初心者に向けて、「そもそもFXって何?」のような基礎的な知識から口座を開設して実際に取引を開始するまでを解説します。
FXの基本を押さえて自身の資産をリスクにさらさないように、また知人から聞いたやCMなどから興味をもったかたは是非この機会にFXがどのようなものなのかを知って始めるかどうかを決める一助となれば幸いです。
FXってなに?
そもそもFXとははForeign Exchange(外国為替)の略称です。
これは異なる国の通貨を交換することを表した言葉です。
例えば
ハワイに旅行に行くとき、空港で日本円をアメリカドルに両替をします。
この両替のことを指す言葉です。
行くときにJPY(日本円)からUSD(アメリカドル)に交換して、帰りにまた逆の交換USDをJPYに交換するこのこと。
このように外貨を交換すること指します。
また「FX取引」を正確に日本語で訳すと「外国為替証拠金取引取引」となります。
一般的にFXと言うとこちらの意味合いを指すことが多いです。
レバレッジ
FX取引は証券口座に証拠金を入金することから始まり、その証拠金をもとに取引に使用できる通貨の量が決定します。
これが巷でよく言われるレバレッジです。
レバレッジは証拠金に対して最大〇倍の通貨量を取引できる仕組みです。
この〇倍は証券口座によって異なりますが、国内だと最大25倍と金融庁が決定しました。
FX界隈の怖い話聞いたことありませんか?
- ハイレバの海外FXで一発逆転を狙う→ボーナスなくなった
- レバレッジかけすぎて追証が発生、借金したもうお先真っ暗
これらは正しい資金管理をしていないせいで、起こることです。
過去日本ではこういった事例が後を絶たないせいか、個人投資家を守るという名目で金融庁がレバレッジの規制をしています。
レバレッジは資金管理を徹底していれば、何倍でも特に問題になし。
レバレッジ最大○○倍にこだわらないこと。
個人投資家を守るためにレバレッジ規制するのは問題の対処療法にすぎません。(資金管理を無視して取引して借金をつくるのは抑止できる)
なのでもう一歩踏み込んで、金融庁さんには投資教育に力を入れて欲しいと思います。
義務教育の科目になっても、現役で働いている世代には関係ないし。
証券口座の開設時に、教育動画で学ぶのを必修にするとかできないでしょうか(提案)。
レバレッジは自身のトレードスタイルによって異なりますが、ギャンブル目的以外の人は気にする必要ありません。
FXのトレードについて
FXはForeign Exchangeとだけあって、2つの通貨の交換をします。
この取引する2つの通貨を通貨ペアと言います。
ニュースなどでよく耳にする「アメリカドルに対して〇円円高の○○円」はUSD/JPYという通貨ペアを指します。
他にもユーロに対して〇円円安の○○円とはEUR/JPYです。
これら以外にもたくさん通貨の組み合わせがあり、取り扱い通貨ペアは証券口座によって異なります。
一般的にドルと言えばアメリカドル(USD)ですが、他にも香港ドル(HKD)やオーストラリアドル(AUD)にニュージーランドドル(NZD)などがあります。
取引通貨ペアを選択したら、取引するロット(枚数)を決定します。
ロット分の通貨の取引(売りか買い)注文し、決済(買いか売り)したときとの値段の差で利益か損失が確定します。
外貨をりんごで例えると。
画像左:りんごと100円の価値が一緒の時に買い注文します。
・矢印上:その後りんごの価値が100円よりも高くなった場合、高くなった分だけ損します。
(100円で買えるりんごの量が減るため)
・矢印下:逆にりんごの価値が100円よりも低くなった場合、低くなった分だけ利益となります。
(100円で買えるりんごの量が増えるため)
直感的にわかりにくいかもしれませんが利益を出すためには、「安く買って高く売る、高く売って安く買う」ことだけですので。
チャートの値が上がりそうなときは買って、上がれば利益下がれば損失。逆に下がりそうなときは売って、下がれば利益上がれば損失です。
FXで一番多いのはこのような通貨ペア間の為替差益をとりにいくCFDをされるかたです。
CFDとは資産の価格変動に対するポジションを持つ取引方法です。
実際に資産を取引せず、価格変動の差額(差金)に対して取引が行われます。
具体的に
現物株では証券会社を通して投資家が株式を保有しますが、
信用取引や日経225などの指数、金などの商品はそれらを実際に売買するのではなく、注文したときの価格でポジションを持ちます。現物を保有しません。
この時に証券会社は投資家の注文したポジションと反対のポジション(投資家が買いの場合は証券会社は買い)をもって、注文を実質無かったことにします。
これによって投資家がもうかって証券会社が損をする。もしくはその逆が起きることもなく。
手数料のみを証券会社の利益として確保できます。
また少数派ではありますが、スワップ(通貨ペア間の金利差)を積み立てて利益を狙う投資家のかたもいます。
ただこの方法では投資する金額が多くないと、まとまった利益になりにくいためスワップ狙いのかたは少数です。この手法はリスクが限りなく小さな投資手法ですので人気があります。
このスワアップをとりにいく手法はこのブログの主目的ではありませんので、詳細は割愛しますが。
同じ通貨ペアのスワップポイントの差が大きい2つの証券口座を開設し、2つの口座で反対方向にポジションを持ちます。
(同じロットで片方の口座は買い、もう片方の口座では売りでポジションを持つ)
こうすることで為替の変動による損失を回避しつつ、スワップポイントのみを積み立てる手法です。
FXって怖い?
FXをしたことのない人で一番怖いのは借金をすることではないでしょうか?
信用取引で借金を作ってしまった話は聞いたことがありませんか?
FXは確かに借金を作ることがあります。
これは信用取引(レバレッジ)の制度を使用しているにも関わらず、資金管理を徹底していないのが原因です。
信用取引(レバレッジ)は口座に入金した数倍の金額の取引をすることができます。
そのため少しの値動きで資金が大きく増えるか減ります。
借金を作った多くの人がこの「資金管理」ができていないか、「損切」ができないかのどちらかです。
借金を作る人に限って、言うセリフは以下の通り
損切のクリックができない。
損切ができないのは、本能的に難しいのは確かですが、対策として。
ポジションを持ったのと同時に逆指値注文をすることで、損切を自動的に機械的にすることができます。
また借金を作らない対策として、ゼロカット制度のある海外証券口座で取引することもできます。
ゼロカット制度とは口座の金額がマイナスになったら、マイナス分をカットして0にする制度のことです。
国内の証券口座ではマイナスが発生したら、追証といってマイナス分を入金しなくてはいけません。
国内の証券口座ではゼロカット制度は導入できませんので、借金を絶対したくない方は海外の証券口座の利用をお勧めします。
ただしデメリットとしては、税制が不利になります。
稼ぐ額が少ない間はいいですが、額が大きくるとメリットデメリットを考えなくてはいけません。
海外の証券口座の開設方法は以下のページを参考にしてください。
ここまでがFXの基礎知識です。
次はFXで稼ぐために次のページを読んで必要なことをインプットしてください。
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