皆さんが、モノを捨てると聞いたとき何を思い浮かべますか?
最近流行りだしたミニマリストのように机とベッドしかないような部屋を思い浮かべたでしょうか。
確かに断捨離の最終形態があの姿かもしれません。ですが私たちが目指すべき姿はそれではありません。
私たちが目指すべき、お手本にすべきはアップルの創業者スティーブ・ジョブズや元米国の大統領のバラク・オバマです。
偉大な二人が捨てたもの
二人が共通して行っていた「モノを捨てる」は何かご存知でしょうか?
わりと有名な話なので聞いたこともあるかもしれませんね
彼らは偉大なリーダーです。そしてリーダーは決断をしなくてはいけません。
なので彼らは重要でない意思決定をまず捨てました。
次に彼らは「意思決定の回数を減らし、重要な決断のためにエネルギーを残しておく」を実現するためにモノを捨てました。
表面的に目に見える結果として、同じような服を着まわすことに繋がったのです。
もちろん重要でない着る服を選ぶ決断をしないためにです。
一日にする決断の回数
ケンブリッジ大学Barbara Sahakian教授の研究によると、私たちは日に最大3万5千回の決断をしているそうです。
その1回1回に意志力をエネルギーを消費しています。
この決断疲れによって私たちは脳と心が疲弊し、学校や仕事から家に帰っても何もできない状況を作り出しています。
今日一日を振り返ってみましょう。
今朝起きてから、何回の決断をしましたか?
朝昼晩の食事は何にしようか。今日着る服は何がいいかな。
とても些細なことから業務上の重大な決断もあったことでしょう。
なので今この瞬間から私たちは偉大な先輩たちを見習って決断する回数を減らすことを目指します。
重大な決断のためのエネルギーを残す取り組みを始めましょう。
何から始めるといいのか
具体的に物とモノを減らしましょう。
- もう読まない本
- 読みたくて買ったけど読んでいない本
- もう着ない服
- 使わない日用品。
身の回りみある不要物を捨てましょう
そこにあるだけで、目に入るだけで自分の集中力が割かれます。
今は捨てられないもの
もし捨てられないのなら視界に入らないところに隠します。
- 本棚にカバー
- クローゼットやタンスにしまう
インターネット
次にパソコンやスマホのブックマークとメルマガ、消せるモノは消しましょう。
- 重要なモノは残して不必要なモノは解除
- 必要かどうかわからないものはフォルダ分けして残す
必要な時にフォルダから読んでください
フォルダに移してから何か月も(具体的には1ケ月程度、個人の判断ですが)見ないのなら不必要なモノです。捨てましょう。
習慣
自分の目標のために役に立たない習慣は捨てましょう。
例えば
- 好きでもないテレビ番組の閲覧
- ネットサーフィン
- 健康に害のある暴食暴飲や喫煙
なんとなく「自分でも無駄だな」「いつか辞めたいな」って思っているなら、少しづつでもいいので辞めていきましょう。
もし一人で辞めるのが難しい場合は、一緒に取り組む仲間を作るか専門家に相談しましょう。
アルコールや喫煙等の依存している場合は独りで辞めるのは難しいため、外部の協力をお願いしましょう
捨ててはいけないもの
ここまで捨てることを推奨してきましたが、すべて捨てないといけないと思わないでください。
必要最低限の机とベッドしかない部屋にする必要はありません
私たちは僧侶のように悟りを開く修行をしているわけではなく、投資で稼ぐために決断の回数を減らす取り組みをしているのです。
意志力をエネルギーを減らさないように物とモノと習慣を減らすのです。
捨ててはいけないもの
- 自身の好きな物
- 生活の質を上げる便利な家電製品
- 思い出の品
自身の好きな物
私自身オタク気質な面もあるので、好きなグッズに囲まれると幸せを感じます。
もちろんこれらのグッズは何一つ実用的な物ではないです。
それでも今後捨てることはないでしょう。(なんなら今後増えていくまである)
生活の質を上げる便利な家電製品
また日々の生活をするうえで欠かせない家事を便利な家電を使うことによって時間と労力を節約しています。
こういった手間暇を節約できるものは、むしろ積極的に増やしていくべきです。
もちろん使わないものを買う必要はありませんが、自身の意志力と時間を家事ではなくもっと大切なものに使うために家電を使うことは間違いではありません。
あくまでも捨てるのが目的ではなく、意志力とエネルギーを奪われないことが目的です
捨てることにとらわれ過ぎないでください。
重要な決断に意志力とエネルギーを使うために残すのが目的です。
まとめ
物を捨てることでストレスが減り、集中力が増します。
これは物を捨てないと実感できませんが、捨てて自由な空間が増えるとストレスが無意識の間にかかっていたんだなと思わせてくれます。
また物を減らすことで、「何がどれくらい必要なのか」を把握しやすくなり消耗品の過剰な在庫や使いきれない量の買い物も防ぐことができるのでお財布にもやさしくなります。
また私はあまり実感がないですが、部屋がきれいなこと自己肯定感があがるそうです。
なのでまずは物質的な物を減らして、その次にプラスリターンにならない習慣を捨てましょう。
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