FXのラインの引き方|初心者が一番最初に覚えるべきチャート分析の基本
FXで勝てるようになるための第一歩が、「ラインを正しく引けるかどうか」。
ラインが引けないとエントリーポイントも損切り位置も曖昧になり、
結果的に“なんとなくのトレード”になってしまいます。
この記事では、FX初心者が絶対に理解しておくべき ラインの種類・引き方・見るべきポイント・よくある失敗 を徹底解説します。
FXで引くべきラインは4種類だけ
初心者が覚えるべきはこの4つで十分です。
① サポートライン(支持線)
価格が下げ止まる場所。
買い勢が強く、反発しやすい。
例:
- 直近の安値
- 過去に反発したポイント
② レジスタンスライン(抵抗線)
価格が上げ止まる場所。
売り勢が強く、反落しやすい。
例:
- 直近の高値
- 過去に上値を抑えられてきた場所
③ トレンドライン
上昇トレンド:安値の切り上げを結ぶ
下降トレンド:高値の切り下げを結ぶ
ラインの傾きでトレンドの強さがわかる。
④ チャネルライン
トレンドラインと平行にもう1本引いたライン。
価格の「上限・下限」を把握でき、
利確ポイントとして使いやすい。
FX ラインの基本的な引き方
ここからは“今日からできる”ラインの引き方を解説します。
① 高値・安値を起点にする
ラインは 「過去の反発点」 から引き始めるのが基本。
- 高値を2点結んだらレジスタンスライン
- 安値を2点結んだらサポートライン
「価格がぶつかって止まった場所」が最も信頼性が高い。
② ラインは“ゾーン(帯)”で考える
1本の線でピッタリ止まることは少ないため、
初心者は 少し幅をもたせてラインを引く方が勝率が上がる。
例:
- レジスタンス帯
- サポート帯
±5〜10pips の幅を持たせてもOK。
③ 上位足から引く(超重要)
ラインは 大きな時間足 → 小さな時間足 の順で引くのが基本。
順序:
- 週足
- 日足
- 4時間足
- 1時間足
最終的に15分・5分で微調整。
上位足のラインほど、価格が強く反応しやすい。
④ ラインは「直近」から引く
遠すぎる過去は無視してOK。
直近の高値安値のほうが反応しやすく、実践的です。
⑤ なるべく多くの点に当たるラインが“生きている”
価格と接触する数が多いほど、ラインの信頼度は高くなる。
- 2点 → 最低条件
- 3点 → 強いライン
- 4点以上 → 超重要ライン
ラインを引くときに見る3つのポイント
① 反発している箇所が多いか?
何度も反応しているラインは「意識されている」証拠。
② 長いヒゲが出ているか?
ヒゲは市場参加者の心理が現れやすい。
ヒゲだけ反応しているラインは特に強い。
③ ラインと水平になっているか?
急斜面のラインよりも、水平ラインのほうが強い。
(プロですら水平ラインを最重要にする理由)
初心者がやりがちなラインの引き方の失敗
❌ ラインを多く引きすぎる
チャートが線だらけになり判断が遅れる。
ラインは 重要なものだけ で十分。
何度もラインブレイクされたものは消す。
❌ 実体とヒゲをごちゃまぜにする
ローソク足の実体に合わせるか、ヒゲに合わせるかは統一する。
ラインを使った簡単エントリーの例
初心者向けに、もっとも再現性の高いライン戦略を紹介。
① レンジのサポート買い・レジスタンス売り
勝率が高く、初心者向き。
② ライン割れブレイク(順張り)
支持線割れ → 売り
抵抗線突破 → 買い
ただし“リテスト”を待つとダマシを避けやすい。
③ トレンドライン反発の押し目・戻り売り
トレンド中に最も勝ちやすいパターン。
ラインは「未来の価格が反応しやすい場所」を示す道標
ラインを引くことで…
- 入る場所(エントリー)
- 損切り位置
- 利確ポイント
- トレンドの強弱
- 節目の攻防
すべてが“見える化”されます。
ラインの引き方を覚えるだけで、
FXの勝率・安定性・メンタルが大きく改善します。
まとめ
FXのラインは非常にシンプルで強力です。
- 高値・安値から引く
- ゾーンで捉える
- 上位足から順に引く
- 多くの点に当たるラインが強い
- 引きすぎない、逆らわない
この基本だけでチャートの見え方が劇的に変わります。

コメント