FX ライントレードとは?初心者でも勝率を上げやすい王道手法を解説
FXの中でも、最もシンプルで再現性が高いと言われるのが 「ライントレード」 です。
複雑なインジケーターを使わず、水平線・トレンドライン を軸に “価格そのもの” を読む手法のため、初心者でも習得しやすいのが特徴です。
この記事では、ライントレードの基本から使い方、勝率を上げるコツ、注意点までわかりやすく解説します。
ライントレードとは?
チャート上に以下のような「ライン(線)」を引き、価格の反発・ブレイクを利用して売買する手法です。
- 水平線(サポートライン・レジスタンスライン)
- トレンドライン(上昇・下降)
- チャネルライン
- キリ番(端数のない価格[XXX.00など])
特に FX では、世界中のトレーダーが同じ価格帯を意識するため、水平線の効きが非常に強いのが特徴です。
ライントレードのメリット
✔ 再現性が高い
多くのトレーダーが同じラインを意識するため、反発やブレイクが起こりやすい。
意識されているラインのみ注目。(意識されていない、何度もブレイクされているラインは消していく)
✔ シンプルでわかりやすい、迷わない
インジケーターを増やしすぎず、チャートが見やすくなる。
✔ リスクリワードを組み立てやすい
ラインに沿って損切り・利確位置を決めやすく、計画的なトレードができる。
ライントレードの基本:まずは水平線を引くことから
★ 引くべきラインの基準
- 過去に 複数回反発した価格帯
- 高値・安値の節目(高値や安値の2点をラインでつなぐイメージ。水平にラインが引けたらレジスタンスラインやサポートライン。斜めにライン引けたら上昇もしくは下降のトレンドラインやチャネルライン)
- トレンド中の 戻り高値・押し安値
- 大きな時間足(4H・日足)の重要ライン
とくに大切なのは、
大きな時間足からラインを引く → 小さな時間足でエントリー
という手順です。
初心者は「1分足だけで戦う」という失敗をしがちなので注意。
ライントレードの代表的なエントリーパターン
① ラインでの反発狙い(逆張り)
- サポートラインに到達
→ 反発のサイン(長い下ヒゲ/ダブルボトムなど)で買い - レジスタンスラインに到達
→ 反転のサイン(上ヒゲ/ダブルトップなど)で売り
最も成功率が高いのが、この反発狙い。
② ラインのブレイク狙い(順張り)
- 重要ラインを実体で抜けた
- 抜けた方向に大きな勢いがある
- 「戻り」をつけてから再度抜ける
特におすすめなのは、“ただ抜けただけ”ではなく
ブレイク → リテスト → エントリー のパターンです。
③ トレンドライン・チャネルでの反発
- 上昇チャネル下限で押し目買い
- 下降チャネル上限で戻り売り
チャネルは「利確ポイント」も分かりやすいのがメリット。
ライントレードの勝率を上げるポイント
✔ ラインの「強さ」を見極める
強いラインの特徴は以下:
- 過去に多く反発している
- 長期足で確認できる
- 直近の高値・安値と一致している
強いラインほど「反応する確率」が高い。
✔ ダマシを避けるために“値動きの形”を見る
ラインに当たっただけではエントリーしない。
ヒゲの形、ロウソク足の形、プライスアクションを必ず確認。
✔ 最低でも RR(リスクリワード)1:1.1以上(利大損小) を狙う
ラインで損切り位置を固定し、
利確は次のラインに設定するだけで RRが安定します。
ライントレードの注意点
❗ ラインの引きすぎに注意
線だらけになると分析不能。
「本当に重要なラインだけ」に絞る。抵抗帯として機能しているライン以外は消す。
❗ ラインは“ゾーン”として捉える
1本の線で反応するとは限らず、
実際は 面積のある価格帯(ゾーン) で動くことが多い。
❗ トレンドを無視した逆張りは危険
大きな流れに逆らって反発狙いをすると勝てない。
まとめ:ラインが読めればFXの基礎力が爆上がりする
ライントレードは、初心者からプロまで使う王道手法です。(誰もがライントレードの考え方を基にオリジナルの勝てるトレード手法にカスタマイズしていると言えます)
- 水平線を意識する
- 長期足からラインを引く
- 反発 or ブレイク後の流れを狙う
- RRを意識して損益を管理する
これができれば、無駄なトレードが減り、
勝率・利益ともに安定していきます。

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