皆さんは小学生のころ、夏休みの宿題はいつ終わりましたか?
夏休み最終日?それとも終ってから?
私は夏休みに入ってすぐはやる気MAXで始めて、3日ほどたったら飽きてだらだら最終日が迫るまでゆっくりやって。ラスト1週間で一気に終わらせていました。
宿題をするピークが2回、日付ごとに宿題に取り組んだ量をグラフにすると最初と最後の1週間にくる2峰性になる人です。中だるみとも言います。
グラフにすると下みたいなグラフになります。
もしかしたら夏休みに入ってすぐに終わらせてしまう人は、この記事を読まなくてもいいかもしれませんね。
ですが、もし私と同じように夏休みの宿題がギリギリまで終わらなかった方や。
今も仕事プライベート問わずに。
漠然とやりたいことしたいことがたくさんあって、何からしたらわからず後回しにしている方。
この記事を読んで、タスクの整理と優先順位のつけ方を学んで。
サクサク溜まったタスクを達成していきましょう。
またこのページは環境の整え方~モノを捨てる編~を読んでから取り組まれるとより高い効果が得られます。まだ読まれてないかたは先に読まれることをお勧めします。
未完了のタスクがあると起こること
未完了のタスクがあると頭の中で何が起きていること
もしかしたら実感があるかもしれません
未完了のタスクがあると、未完了のタスクによって思考の一部が占拠されます。
常に頭の一部がタスクを達成するために働くからです。
その結果
- タスクが完了しない不安やストレス
- 集中力や生産性、記憶力の低下
- ネガティブな意思決定
等のネガティブな反応が起きてしまいます。
急ぎではないけど「いつかやらないといけない」後回しにしているタスクがあると、漠然と焦りや不安を感じませんか?
未完了のタスクがあると認識しているだけで、こんなにも頭に負担がかかっています。
タスクを書き出す
それでは一度、未完了のタスクを書き出してみましょう。
用意するものは紙とペンとタイマー
5分間紙いっぱいに今思いつく限りの「しなければいけないこと」「したいと思っていること」を書き出します。
ちなみに時間は5分でも10分でも可、適当な時間に区切ってやりましょう
また一度書きだして、そのすぐあとに思い出したら書き足してかまいません。
とりあえず5分間は時間を取って書いてみてください。
この5分間は書き出すことに集中して、「いつする」とか「これをするにはあれが必要」とか考えずに書き出すことだけをしましょう。
タスクを評価する
書き出したタスクは多かったですか?それとも少なかったですか?
私の場合はいつも少なく感じます
こんなにも少ないタスクのことで、あんなに不安になっていたのかと毎回思います。
さて、人それぞれ思うことは違うと思いますが。
次に書き出したタスクを評価しましょう。評価基準はずばり「本当に必要か?」です。
このタスクを達成することによって、どういう結果が欲しいのかを検証します。
(例)「新しいタンスを買う」というタスクの検証
このタスクを達成することで欲しい結果は、「タンスに片づけられず、床に積まれたままの服を片付ける」です。
このタスクは本当に必要でしょうか?
必要な場合
- 新しいタンスを買いに行く
- 新しいタンスを買いに行く予定をたてる
予定を決めてしまうことで、頭の中で未完了のタスクから完了のタスクに切り替わります。
正確には完了したわけではないですが、頭の中で残ることなく。不安や焦りから解放されます。
不必要な場合
- 不要な服を処分する
- 服を整理整頓する予定をたてる
- 新しく服を買ったら、買った分だけ処分するルールにする
服を処分することや整理整頓することで欲しい結果「タンスに片づけられず、床に積まれたままの服を片付ける」ことができる場合があります。
このような感じでタスクの評価をしましょう
具体的にタスクの要不要、タスクの順番(優先順位)等々を評価していきましょう。
タスクの新たな選択肢を作る
タスクを評価していると、「こうしたほうがいいのでは?」「これがあったらこのタスクが簡単に終わるだろうな」と思うことがあります。
床掃除を毎日するのが大変だから、ロボット掃除機を買ったほうがいいのでは?とか
そのタスクの達成を手助けするもの、あるいはそのタスクをしなくて済むようになるものについて評価しましょう。
(例)ロボット掃除機の購入について
メリット
- ロボット掃除機を買うことによって、今後床清掃のタスクが発生しない
- 床清掃のタスクが無くなった分を違うタスクに振り分けられる
デメリット
- 購入費やメンテナンスがかかる
- 電気代がかかる
- 段差の昇降ができない
メリットデメリットを比較検討して、ロボット掃除機を買うメリットが大きいと判断できるなら買いましょう。
状況は常に変わりますし、判断は人それぞれです
物が少ないとそもそも床掃除に手間暇が全然かからないので、あまりメリットがない場合もあります。
逆に部屋が広かったり、部屋数が多いのなら買って十分メリットが得られるはずです。
このようにして床掃除に対する新たな選択肢をつくることができました。
「タスク」と「タスク達成後の結果」、この二つの間にある折衷案を模索して新しい選択肢を作ることにも意識して取り組んでください。
優先順位をつける
ここまでに「タスクの書き出し」「タスクの評価」「タスクの新たな選択肢をつくる」をしてきました。
最後はタスクをどの順番で達成していくかです。
そこで「最もリターンが大きいもの」から順番に1つずつ実行していきましょう。
以前紹介した「環境づくり」のタスクの場合
リターンが一番大きいのは睡眠からです。
次に腸活と食事の順番になります。
もし順番が違うとリターンが下がってしまったり、次に行うタスクに悪影響を及ぼす可能性もあります
睡眠をしっかりとることで、体と頭のパフォーマンスが上がります。
腸活をして腸を健康にすることによって、食事からより多くの栄養を吸収できるようになります。
もしこの順番が逆だった場合、健康に気を使った食事をしても。
腸が不健康のままだと栄養の吸収率は下がり、睡眠不足のままだと体と頭のパフォーマンスが100%発揮できないままです。
せっかくタスクを実行するのなら、リターンの高いものから実行していきましょう。
同時並行でせずに、1つ1つ丁寧にしましょう
マルチタスクはできない
マルチタスクは幻想です。
人間の脳の機能的にシングルタスクを頻繁に切り替えることでマルチタスクしているように見えるだけ。
そしてシングルタスクの切り替えの度にエネルギーが消費されます。
シングルタスクの切り替えが脳の疲労の最大の要因とまで言われています。1つ1つシングルタスクで達成していきましょう
さて現実には期限があるタスクが存在するため、その期限に従って順番に取り組んでいくことになります。
期限が近いものから順番に、期限が遠いものを期限がないものを後回しにします。
ですが期限もあるものは期限を守れるように実行しますが、それ以外はなかなか進められない。
私たちの困りごとの多くが「期限のないタスク」「不要不急のタスク」です
「期限のないタスク」「不要不急のタスク」への処方箋
具体的な処方箋として「後回し」にしない技術を紹介します。
いつものことながら、解説動画を置いておきます。参考にしてください。
具体的に「スタートとゴールにデッドラインを決めることによって始める日を決めてしまう」これだけで頭の中にある未完了のタスクが占拠していたリソースが解放されます。
そして期日を設けることによって、タスクもサクサク進んでいきます。
ぜひお試しください。
まとめ
未完了のタスクがあると、頭のリソースを圧迫してパフォーマンスが下がります。
その圧迫したリソースを解放するためにタスクを書き出して、評価して、折衷案を考えて、優先順位をつけます。
まずはリターンの大きいものから順番に1つずつ取り組んでいくことを意識してください。
次のページで目標達成のためのルール表の作り方を解説しています。ぜひ参考にしてください。
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