ここでは「FXの練習のやり方~実践編part1~」に引きつづき、練習方法について掘り下げていきます。
もし「FXの練習のやり方~実践編part1~」をまだ読んでない方はそちらを先に読んでください。
さらに一つ前の「FX口座開設~FX練習のやりかた準備編~」を読んでない方はこっちを一番最初に読んでください。
上記2つを読んだ方はこのページを読み進めてください。
では早速練習のやり方を3つ順を追って紹介します。
チャートを動かして眺める
最初にMT4を起動し、ストラテジーテスターの設定を行います。
設定する期間は各々で調節してください
パソコンの性能によってスピードも全然違うため一概にはいえないですが、普段は1時間足で1年分を1セットにして練習しています。
パソコンの性能と集中力によって加減しましょう。
設定項目
- 通貨ペア
- ビジュアルモードに✓
- 時間足
- 期間
問題なければスタート。
スタートしてチャートの描画が始まると一時停止
ロウソク足にして、ロウソク足がぎりぎり視認できる大きさにします。
この時移動平均線のみ使用し、他のインジケーターは使わないようにしましょう。
理由は後述します。
チャート設定後
スピードを最大の32に設定して再開。
するとすごい勢いでチャートが描画されていくので、ただひたすら眺めましょう。
値動きそのものをみたいので、特に何も考えずにそういうものとして見てください
決して上に行くだろう、下に行くだろうと予測しないように。
予測してみてしまうと、「こうなるはずだ」と思い込みが入って見てしまいます。
そうなるとありのままの値動きが認識できなくなるので、この練習の意味合いが薄れます。
ありのままの値動きをみるのが目的です。
それ以外のことは不要です。
インジケーターを使わない理由
インジケーターを使わずに移動平均線のみ表示させる理由は値と移動平均線の関係性を見て欲しいからです。
もちろん移動平均線をなくして、値動きだけを見るのも十分練習になります
ただ移送平均線と値との関係性をみることで、稼ぎやすくなるのは多くの先人たちが導いてきた知恵の一つです。
その知恵を借りて練習することで、成果が出やすくなるのは間違いないので参考にしてください。
静止画に印をつける
静止画でルールの確認
これは以前の「FXの練習のやり方~実践編~」にも書いていますので、詳細は省きます。
チャートのビジュアルモードに✓してスタートさせて、描画が終わったら線や売買の印をつけていきます。
ここではルールの確認をするのが目的です。
このルールで稼げるかどうかを検証するため、稼げるかな?と疑問に思わず機械的に淡々と印をつけましょう。
ルール通りでも負けが続くと、ルールに対する不安が積もってきますがやり切りましょう
多くの人が検証が大事と分かっていても検証が続けられない理由の一つが、検証中にルールが間違ってるのではないかと考えて途中で検証を止めてしまうからです。
これはある一定期間の検証をリアルタイムで1日以上かけてしまうと、どうしても起きてしまいます。
ですがこの1時間もしくは30分だけはルールに疑念を抱かずに1~3か月分を検証しましょう。
印がつけ終わったら記録すること
- ルールの遵守率
- 損益
- 最大ドローダウン
- PR(ペイオフレシオ)
- 勝率
最大ドローダウンで資金に対するロットを決め。
PR(ペイオフレシオ)と勝率をバルサらの破産確率表に照らし合わせて、破産する確率を確認します。
これによって破産しないように資金管理をします。
チャートを動かして売買
静止画で資金管理とロットを決められたので、同じルールで過去のチャートを動かしながら売買をします。
静止画で利益が残ること、破産する確率が少ないことを確認しているのでルールを守ることに集中しましょう。
静止画のときと同じ売買ができるように繰り返します
動かしてみると静止画とはまた違ったようにチャートが見えますが、同じチャートです、同じように売買できるはずです。
もっとも静止画の場合は未来の動きが少し見えた状態で売買できるのに対し、未来の動きが全く見えない状態での売買ですので、全く同じにはなりません。
未来の動きを予想せずにルール通り売買することに集中しましょう
ここでもルールの遵守率、損益、最大ドローダウン、PR(ペイオフレシオ)、勝率を記録します。
結果が静止画と大きく隔離してなければ、資金管理については一緒でも問題ありません。
大きく隔離している場合は、どういうところで負けやすいのかを探しましょう。
どういうときに負けやすいかわかれば、まだまだ利益が伸びる証拠です
デモトレード
操作の確認
ここではとにかく操作を覚えましょう。
いろいろ試して、売買の注文の入れ方(指値逆指値含む)、インジケーターの表示方法等。
使う予定のものはすべて実際に使ってください。
実際にお金を入れる前に操作の仕方がわからない状態は卒業しましょう。
焦らなくてもいいです、時間があるときに弄り倒しましょう。
注意点として、市場が開いてないときは注文できないので平日の時間があるときにしてください。
注文以外なら市場が開いていないときでもできます。
リアルタイムでのトレード
操作ができるようになったら、リアルタイムでトレードの練習をします。
場合によってはスプレッドが急に開いたり、指標の発表で注文が滑ったり、急騰急落を体験できます。
いつでもそういうことが起こりえるんだとリスクヘッジはしつつトレードを続けてください。
少額での運用開始
ここでもトレードの記録をとって、過去チャートで練習したときと同じような結果がでたら次は実際に少額のお金を入れて運用を開始しましょう。
リアルマネーでの取引になると、練習どおりにできないことがあります。
この場合は練習の量が足りていないか、お金に対する思い込みが稼ぐことをブロックしている場合があります。
練習は続けていきながら、お金に対するメンタルブロックを外すアプローチをとりましょう。
お金を稼ぐことを自分に許しましょう
ロットを上げていくときも同様です。
お金にたいするメンタルブロッグのせいで、ロットを上げられないことがあります。
メンタル的なアプローチ(引き寄せの法則等)を考えてください。(またどこかで記事にすると思います)
少額で問題なく運用できれば、資金に合わせてロットを上げて取引しましょう。
まとめ
FXは練習が9割です。
リアルマネー取引に進んで、練習が終わるわけではありません。
引き続き練習を繰り返します。
練習を辞めるときはFXでの取引を辞める時です。
練習、練習、練習。
一緒に頑張りましょう。
コメント