はじめに:FX売買日誌とは?
FXで利益を出し続けるためには、「自分を観察力」が重要です。
そのために役立つのが「FX売買日誌」。
これは単なる記録帳ではなく、勝てるトレーダーになるための“自己分析ツール”なのです。
この記事では、売買日誌を書く意味・記録すべき項目・続けるコツを初心者にもわかりやすく解説します。
売買日誌が必要な3つの理由
1. 自分の勝ちパターン負けパターンを見える化できる
毎回の取引結果や判断理由を記録することで、
「なぜ勝てたのか?」「なぜ負けたのか?」が明確になります。
継続することで、自分に合った勝ちパターンや、
繰り返してしまうミスの傾向も把握できるようになります。
2. 感情の振り返りで“暴走トレード”を防ぐ
FXで損失を出す主な原因の1つが「感情的な判断」。
「焦ってエントリーしてしまった」「欲張って利確が遅れた」など、
トレード前後の感情を記録することで、自分の心理傾向を客観的に見つめ直せます。
3. 戦略の改善につながる
売買日誌に記録した内容は、
「どの戦略が有効だったのか?」を検証する材料になります。
検証・修正・再実行というPDCA(計画・実行・評価・改善)を回すことで、
より精度の高いトレードができるようになります。
上手くいくことは継続して、上手くいかないことは止めて、ルールのアップデートをし続けましょう。
売買日誌に書くべき基本項目
1. 取引の基本情報
- 取引日時
- 通貨ペア(例:USD/JPY)
- ロット数(取引数量)
2. 取引の詳細
- エントリー価格/エグジット価格
- 利益 or 損失額
- トレードの根拠
- チャート状況(トレンドの有無等を自分の言葉で言語かする)
- 経済指標の有無(いつ、何が発表されたか)
3. その時の心理状態
- エントリー前後の気持ちや懸念点(自信・不安など)
- 決済時の判断理由(トレードの根拠)
- 外部環境(疲れていた/時間に追われていた、など)
4. 振り返りと学び
- 良かった点・悪かった点(事実のみを書く)
- 今後の改善策(もっと良くする方法は?)
- 次回の具体的なアクションプラン(最近よく同じことを書いていないか?書いている場合は過去トレで検証して、ルールに落とし込む)
売買日誌を続けるためのコツ
1. 完璧を目指さず“簡単”に始める
最初から詳細な分析は不要です。必要な分だけで大丈夫。
(最初は「買った or 負けた理由」だけでもOK)
慣れてきたら徐々に書く項目を増やせば大丈夫です。まずは続けること、最初からすべてを詳細に書こうとせずに習慣化してしまいましょう。
ただし、事実と解釈はきっちり分けましょう。振り返ったときに分析が難しくなります。
2. “その日のうち”に記録する習慣を作る
取引前に相場と自分の状況。その二つを前提とした今日の投資行動を書いてしまいましょう。その後実際にトレードした後にそのときの感触を書くといいかと思います。
「思い出せるうち」に書くことで、感情や判断の記憶が鮮明なうちに残せます。
3-3. スマホアプリやスプレッドシートを活用
以下のようなデジタルツールを使えば、手間なく続けられます:
- Googleスプレッドシート(クラウドでどこでも管理)
- FX手帳アプリ(iOS/Android対応)
- NotionやEvernote(カスタマイズ性が高くメモも残しやすい)
わざわざ有料のツールを買ってまでする必要がないため、自分のやりやすいように無料の物を自分が使いやすいように使ってください。
ちなみに私はGoogleスプレッドシートを使っています。
まとめ:記録こそ最大の“武器”
FX売買日誌は、ただの記録ではありません。
自分のクセ・成長・改善ポイントを可視化する「最強の自学習ツール」です。
上手くいっているときと上手くいっていないとき、きちんと振り返れるような売買日誌を目指してください。
そうすることで、上手くいかないときにすぐ立ち直るための協力なツールとなるでしょう。
最後に時間と空間を越えて稼ぐことで、「好きな場所で好きな人と好きなことを好きなだけ」できる生活を送れることを祈っております。
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