FXの逆張りとは?初心者が知るべき特徴・勝ち方・危険ポイントを徹底解説
FXには大きく分けて「順張り」と「逆張り」があります。
その中で逆張りは、現在のトレンドとは逆方向にエントリーする手法 です。
- 上昇している相場 → 売り
- 下降している相場 → 買い
「反転ポイントを狙う」ため、当たれば大きな利益が得られる一方、
間違えればトレンドに逆らう形となり損失も大きくなりやすい、難易度の高い手法です。
この記事では、逆張りのメリット・デメリット、勝ちやすい場面、注意点、初心者向けの基礎戦略まで詳しく解説します。
FXの逆張りとは?
逆張りとは、相場の流れ(トレンド)に逆らってエントリーすること。
たとえば…
- 価格が急騰したら「もう上がりすぎだ」と判断して売る
- 価格が急落したら「売られすぎ」と判断して買う
「反転のタイミング」を予想するトレードです。
逆張りのメリット
✔ 利幅を大きく取りやすい
転換点から取れれば、トレンドの初動〜中盤まで大きく狙える。
✔ 高値掴み・安値掴みを避けられる
反転を狙うため、順張りより“天井・底”を意識したトレードがしやすい。
✔ レンジ相場で特に強い
逆張りが最も機能するのは レンジ相場。
上下の壁(サポート・レジスタンス)で反発が起こりやすい。
逆張りのデメリット(リスク)
逆張りは順張りより難易度が高く、特に初心者は注意が必要です。
❗ トレンド相場で逆らうと負け続ける
強いトレンド中の逆張りは非常に危険。
何回入っても逆方向へ進み、“ナンピン地獄” になりがち。
❗ 損切りが遅れると致命傷
逆張りは「ここで止まるだろう」という予測が外れることも多い。
損切りが曖昧だと大きな損失になりやすい。
❗ 反転ポイントの見極めが難しい
初心者は“今の相場がレンジなのか、トレンドなのか” の判断が難しく、
誤った逆張りをしやすい。
逆張りが勝ちやすい3つの場面
① レンジの上端(売り)・下端(買い)
逆張りは レンジ相場 が最も得意。
- 上の抵抗で売る
- 下の支持で買う
このシンプルな戦略は勝率が高い。
② 過剰な急騰・急落の後の反転
指標発表や大口投資家の注文で急変動した後は、
行き過ぎた値動きの反動で戻しが発生しやすい。
ただしスキャル寄りの短期戦略になる。
③ 四時間足以上の長期足の大きな節目タッチ
- 過去に何度も反発した価格帯
- 長期のトレンドライン
- 大きなフィボナッチライン
これらは反発しやすく、逆張りの成功率が高まる。
初心者向け:逆張りの基本的な使い方
✔ トレンド相場では絶対にやらない
逆張りは “トレンドがない時だけ使う” と徹底する。
✔ 壁を確認する
- 直近の高値・安値
- レジサポライン
- MA(移動平均線)
- トレンドライン
このどれかが重なる場所だと反転率がアップ。
✔ 必ず根拠を2つ以上そろえる
例:
- レジスタンスライン
- RSI70超え(買われすぎ)
- 上位足の戻り高値
複合根拠を持つほど勝率が安定する。
逆張りの具体的なエントリー例
▼ 上昇後の反転売り(ショート)
- RSIが70以上
- 1時間足のレジスタンス到達
- ラインに反発を確認 (確認方法はインジケーターやロウソク足、チャートパターン等わかりやすいもので可)→ エントリー
▼ 下落後の反転買い(ロング)
- RSI30以下
- 強いサポートライン付近
- ラインに反発を確認 (確認方法はインジケーターやロウソク足、チャートパターン等わかりやすいもので可)→ エントリー
逆張りに必須の資金管理
逆張りは負けが続きやすいため、資金管理が何より重要。
- ロットを小さめにする(順張りの半分以下)
- ナンピンは基本禁止
- 損切りは機械的に設定
- 負け続けても続けて入らない
トレンドは長く続くため、逆張りは常に“撤退が速い” ことが重要です。
まとめ:逆張りはレンジ相場で機能するが、初心者は慎重に
逆張りは魅力的な手法ですが、
使う場面を間違えると大損しやすい危険な手法でもあります。
レンジ → 逆張り
トレンド → 順張り
という使い分けを徹底するだけでも、勝率は大きく変わります。

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