FXの順張りとは?初心者が勝ちやすい王道の戦い方を徹底解説
FXで安定して勝ちやすい手法の1つが 「順張り(トレンドフォロー)」 です。
相場には “上がっているものは上がりやすい、下がっているものは下がりやすい” という性質があるため、
トレンドに味方して乗るだけで勝率が上がりやすい のが最大の魅力。
この記事では、順張りの意味、メリット、手順、勝てるエントリーポイント、注意点まで解説します。
順張りとは?
順張りとは、
- 上昇トレンド → 買いで入る
- 下降トレンド → 売りで入る
という、トレンドの方向に従ってポジションを持つトレード手法です。
価格が勢いを持っている方向に乗るため、反転を当てる必要がなく、初心者でも再現しやすいのが特徴です。
FXで順張りが強い理由
✔ トレンドは続きやすい
市場は「勢いの方向」に流れ続ける習性があり、
一度トレンドが出ると、長い時間その方向へ進む ことが多い。
✔ ロスカットの場所を決めやすい
トレンドライン・押し安値・戻り高値を基準に
「ここを割ったらトレンド崩壊」という基準が明確。
✔ ダマシが少ない
反転を狙う逆張りより、
“抜けた方向についていく”順張りのほうが安定しやすい。
順張りの基本:まずトレンドを判断する
トレンド判断はシンプルでOKです。
上昇トレンド
- 高値を更新(高値の切り上げ)
- 安値を更新(安値の切り上げ)
下降トレンド
- 安値を更新(安値の切り下げ)
- 高値を更新(高値の切り下げ)
まずは 4時間足 → 1時間足 で大きな流れを見て、(誰が見ても上昇か下降かわかるチャートを見る)
15分 / 5分足でタイミングを取る のが王道。
順張りの代表的なエントリー手法
① 押し目買い(上昇トレンド)
- 上昇中に一時的に下がったところを買う
- トレンドラインや移動平均線に触れた後の反発を狙う
- より短い時間足で下降から上昇に転じたところ(より短い時間足では逆張りとなる)
最も成功率が高いパターン。
② 戻り売り(下降トレンド)
- 下落中に一時的に上がったところを売る
- レジスタンスラインやMAでの反発を狙う
- より短い時間足で上昇から下降に転じたところ(より短い時間足では逆張りとなる)
下降トレンドは勢いが強いため、取りやすい場面が多い。
③ ブレイクエントリー
重要ラインを “実体で” しっかり抜けたあと、
その方向に加速するポイントを狙う。
ただしダマシも多いため、
ブレイク → リテスト → 再度抜け を狙うのが安全。
順張りの勝率を上げる3つのコツ
✔ 大きな足のトレンドに従う
小さな足だけ見るとノイズに振り回されやすい。
“4時間足・1時間足の流れに乗る”だけで安定度が一気に上がります。
実際にトレードする時間足よりも、上位の長い時間足でトレンドを確認して、その流れに乗るイメージ。
✔ 押し目・戻りを待つ(飛び乗らない)
トレンドが強いと飛びつきたくなるが、
高値掴みしやすくなるので注意。
「落ちてくるのを待つ → トレンド方向へ入る」 が基本。
トレードチャンスはいつでも来ると信じること。逆に「今のこのチャンスを逃すわけにはいかない」と考えると、冷静な判断できなくなりルール違反を起こしやすい。
✔ RR(リスクリワード)1:2以上を狙う(利大損小ならOK)
順張りは伸びやすいので、利確も伸ばしやすい。
長期足の次の節目まで狙う戦略が有効。
順張りで失敗しやすいポイントと注意点
❗ トレンドの終わりで飛び乗る
ダウ理論が崩れ始めたら注意。
「高値を更新しなくなった」「下位足で安値割れした」などがシグナル。
❗ レンジ相場では順張りは機能しない
順張りはトレンドが出ている時だけ使うべき手法。
レンジの状態では逆張りのほうが有利。
❗ ニュースの直後は急反転に注意
指標のスパイクは順張りに見えても、数分後に反転することが多い。
初心者でもできる順張りの簡単セットアップ
① 4時間足でトレンド確認
上昇 or 下降の方向を決める。
② 1時間足で押し安値/戻り高値を探す
トレンドラインも引く。
③ 15分足で押し目・戻りを待つ
値動きの反転(ヒゲ・ダブルボトムなど)を確認。
④ 5分足でエントリー
損切りは直近の押し安値/戻り高値の下。
まとめ:順張りはシンプルで勝ちやすい最強の基礎手法
順張りは、FXの基礎でありながら、利益を残し使い続ける強力な戦い方です。
- トレンド方向に乗る
- 押し目買い・戻り売りを狙う
- RR1:2以上(利大損小)を意識
- 大きな足の流れに従う
これだけで無駄なトレードが減り、勝率と利益が安定していきます。

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