FXで連敗したときの対処法|プロが実践する“負のループ”を断ち切る5つの方法
FXで避けられないのが “連敗”。
どれだけ優れたトレーダーでも、
10連敗・20連敗の可能性は常に存在します。(逆に言えば10連勝20連勝の可能性もあるが、決して勝率100%はあり得ない)
しかし、勝ち続けるトレーダーは 「連敗時の動き方」 が違います。
この記事では、連敗を最小限に抑え(市場から撤退することなく)、メンタルを崩さず回復するための
具体的な対処法と、やってはいけないNG行動 を徹底解説します。
■ 連敗が起こる3つの原因
連敗は“技術”よりも“心理”の(トレードルールを破る)問題であることが多いです。
(トレードルールを守らないのは論外なので、ルールを守る練習を過去トレで行いましょう)
① エントリーの質が落ちている
負けを取り返そうとすると、普段入らないような場所で入ってしまう。
心身の疲労により、思考力が低下している。
② 相場環境が変わっている
得意パターンが一時的に機能しにくくなっているケース。
気づかない間に負けやすい相場でトレードをしている。
③ メンタルが焦っている
連敗=「正常な判断ができなくなる環境」。
例えばトレードで「自分の正しさや偉大さ、重要さ」を証明する行動をしていないか?
■ FXで連敗したときの対処法5選
1. トレードを一旦止める(最低24時間)
連敗中にトレードを継続するのは、
アルコールを飲んだまま運転するのと同じ です。
焦り・怒り・不安
↓
判断力の低下
↓
無意味なエントリー
↓
さらに連敗
という負のループに入ります。
強制停止が最強の対策です。
思考力や意志力が間違いなく低下しているため、リフレッシュして思考力と意志力の回復に努めましょう。散歩等の軽い運動がおすすめです。
2. ロットを“強制的に”半分に下げる
連敗後のロットは 必ず下げること。
理由:
- 精度の低下を前提にする
- 連敗が続いても資金が減りにくい
- 心理的負荷が軽い
- 再開の精神的ハードルが下がる
勝ちトレーダーは最大ドローダウンの更新で投資資金を飛ばすことなく、市場に残り続ける手段を常に備えています。
ロットを下げない場合は、一時的にリアルトレードをやめてデモトレードに戻るのもいいかもしれません。(デモトレードでルール通りにトレードできたら再開する)
3. 連敗の原因を“数字”で可視化する
メンタルで判断すると、
「なんとなく調子が悪い」で終わります。
チェックすべき数字:
- 連敗回数
- 損切り位置の適正
- RR比の崩れ
- エントリーの時間帯
- 通貨ペアごとの勝率
- トレンド or レンジ どちらに負けているか
- ルールを守れているか
これだけで、
連敗の原因がほとんど特定できます。
4. 得意パターン“だけ”に絞って再開する
勝ちトレーダーは、
連敗後は 手法をシンプルに戻す のが鉄則。
- 伸びやすい相場
- 明確なトレンド
- 自信のある形だけ
この3つに絞ると連敗が止まりやすいです。
5. トレードを“期待値ベース”で捉え直す
連敗が続くと、
- 今回も負ける気がする
- 手法が壊れた気がする
- 全部ダメに思える
と錯覚します。
しかし、勝つ人は常にこう考えます:
「期待値がプラスなら、連敗はただの誤差」
期待値が正しいなら、
連敗してもその後に勝ちが続き、
結果的に資産は右肩上がりになります。
トレードで自信がなくなるのは過去トレが足りていない可能性が高いです。少しでも不安になったら過去トレの数をこなすのが特効薬となるでしょう。
連敗時に“絶対にやってはいけない”NG行動
❌ やけになってロットを上げる
最も危険。
口座崩壊・市場からの撤退の主要因。
❌ 損切りを広げる
“取り返したい”心理の表れ。
負けをさらに大きくするだけ。
❌ 手法を次々に変える
手法の良し悪しは「数百回」の検証で決まる。
連敗は手法の欠陥とは限りません。
❌ 過去チャートを見ずに印象で修正する
最速で迷子になるパターン。
❌ SNSや他人のトレードを見て焦る
判断が完全にブレます。
連敗は“トレーダーの技術”ではなく、“態度”が明暗を分ける
- 連敗は必ず起きる
- 問題は「どう対処するか」
- 正しいルールで動けば連敗は短期で終わる
- 間違った行動をすると連敗は無限に続く
連敗は“実力の低さ”ではありません。
正しい対処ができれば、
連敗はただの一時的なノイズ です。
まとめ:連敗を制する者がFXを制する
- まずはトレード停止(最低24時間)
- ロットは強制的に半分
- 連敗の原因を数字で分析
- 得意パターンだけで再開
- 期待値を再確認する
この5ステップを守るだけで
ほとんどのトレーダーは連敗から復活できます。

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